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過敏性腸症候群

━"トイレ下車"をしない体に!━


過敏性腸症候群(IrritableBowelSyndrome:通称IBS)は、レントゲンや内視鏡の検査で、腸に形態的な異状がないにもかかわらず、下痢や便秘、ガス過多による下腹部の張りや痛みなどの症状があり、腸が正常に機能しない疾患です。

元々、胃腸が弱かったり、不摂生や冷えなどで消化機能が低下している時に、ストレスに曝されて、発症することが多い様です。

一般的に、便通の状態により、便秘型、下痢型、交代型の3つに分類されます。便通異常に加えて、腹痛、腹部膨満感、腹鳴、放屁などのガス症状などがあります。また、症状が長引くと、それがストレスなって、頭痛、肩こり、不眠、不安などの消化器系とは別の症状が出ることもあります。

ストレスが引き金となる過敏性腸症候群ですが、胃腸は、脳と同じ神経が非常に多く分布していて、脳と同様に「考える臓器」ということができます。胃腸と脳は自律神経により密接に繋がっていて、脳が不安や精神的圧迫などのストレスを受けると、それが自律神経を介して、真っ先に胃や腸に伝達されます。

また、近年、過敏性腸症候群(IBS)にはセロトニンという神経伝達物質が関係していることが指摘されています。セロトニンは、その約90%が腸内にあり、ストレスによって腸のセロトニンが分泌されると、腸のぜん動運度に問題が生じ、IBSの症状が現れます。

「鍼灸」は、身体(胃腸)と心(ストレス)を同時に治療できる強みがあります。様々な胃腸薬の加えて、鎮痛剤、坑うつ剤などが多用されがちな疾患ですが、「鍼灸」は、副作用なく治療できる利点もあります。

精神的要素や生まれつきの性格などが関係しているので、すっきりとは治癒しない疾患ですが、下痢には「自分でお灸」が有効です。“通勤途中、何度もしたトイレ下車”が、しないことで自信につながり、不安が不安をよぶ悪循環を断ち切ります。

あわせて、自律神経の強化が必要です。




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