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帯状疱疹後神経痛

━帯状疱疹後神経痛には早期の鍼灸治療━


帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹の疱疹が治った後に、神経痛様の痛みが残ってしまうものを言います。三ヶ月経っても痛みが続く時は、この疾患と考えて間違いないでしょう。

不愉快な痛みが毎日あり、その上、軽く触った時などに、鋭い電撃様の痛みが走ります。痛みの程度は、軽いものから夜も眠れない程まであります。最悪の場合は、半永久的に続き、そのストレスで心身ともに疲弊します。

西洋医学では、薬、ブロック、レーザーなどがありますが、あまり有効な治療法はありません。「鍼灸」でも、時間経過したものは多少痛みが軽減される程度で、ほとんど治りません。一番大事なことは、帯状疱疹になった時に、帯状疱疹後神経痛にならない様に最大限の注意をする事です。

まず、帯状疱疹になった時点で、すぐ皮膚科を受診して下さい。抗ウィルス薬があります。若い人にとっては殆ど心配のない疾患ですが、50歳以上で体力が落ちていると感じている人、疲れがたまっている人、冷え症の人は「鍼灸」の併用を勧めます。

「鍼灸」では、疱疹に糸状灸(糸の様に細いお灸)をしますが、疱疹が早く乾き、同時に痛みも消えて、速やかに治っていきます。帯状疱疹後神経痛は確実に防げると思います。

しかし、初期の段階で鍼灸治療をする人は、余程、鍼灸にくわしい人でしょう。もし皮膚症状が消えても痛みが残るようならば、この時点でも遅くはありません。すぐ「鍼灸」をして下さい。副作用も無く、どんな治療法よりも、治癒率は一番高いと思います。

50歳以上の人で帯状疱疹になったら、絶対に冷やさない事、睡眠を充分にとリ、ストレスを貯めない事、過労で免疫力を落とさない事に心掛けて下さい。

疱疹が消えても、しばらくは注意して下さい。2~3ヶ月経って、痛みが無ければ一安心です。


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