よくあるご質問

  1. Q1.「はり」は痛くないですか?
  2. Q2.「きゅう」は熱くないですか?
  3. Q3.「はり・きゅう」は何故効くのですか?
  4. Q4.鍼で肝炎やエイズに感染しませんか?
  1. Q5.針を刺して危険なことはないですか?
  2. Q6.鍼灸はどんな病気に効果がありますか?
  3. Q7.何回ぐらい治療すれば治りますか?
  4. Q8.鍼灸は保険が効きますか?

Q.鍼で肝炎やエイズに感染しませんか?
A.通常の鍼治療では簡易消毒程度でも肝炎やエイズに感染する事はありません。

極端に言うと、通常の鍼治療では簡易消毒程度でも肝炎やエイズに感染する事は無いと思います。

エイズやウィルス性肝炎などは、血液を介して感染します。鍼灸の針は、組織を損傷しないように先端が丸くなっていて、非常に細いうえ、流線型になっています。その為、筋や神経の繊維などを傷つけずに、血管を縫うように刺入されるので、出血しないのが普通です。それに比べて注射針の場合は、薬液を入れるために中心部が管になっている上に、先端はメス状ですから、回し打ちなどすれば、かなり危険です。同じ針でも、注射針と鍼灸の針とでは、その危険度に天と地ほどの開きがあります。

「鍼灸の針で肝炎に感染した」と言う話はよく聞きますが、因果関係がはっきりした記録は、調べた限りでは一つも見当たりませんでした。噂話が一人歩きしている感じです。また、エイズに関して現在感染を心配されるものは、母子感染・性交渉・輸血・注射の回し打ちに限られています。

しかしそれが事実であっても完全ということは無い訳ですから、あらゆる細菌・ウィルスが死滅する高圧滅菌(2気圧/132℃)か使い捨て針を使うべきと思います。

ただ現時点では、消毒に関して法的な拘束は無いので、鍼灸師自身がきちんとした意識をもっているかどうか、よく見極めて鍼灸院を選んで下さい。

当院では、各個人専用の針・使い捨ての針・高圧滅菌処理の針を、針の種類に応じて使い分けています。