小児はりの適応症

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その他の皮膚疾患

小児への鍼治療の様子その1
乳幼児の皮膚疾患には、『小児鍼』が実に良く効きます。蕁麻疹、小児ストロフルス、湿疹はもとより、虫さされ、あせもに至るまで、乳幼児の皮膚疾患には体質が絡んでいます。

アレルギー体質があると、ちょっとした虫さされでも強く反応して、全身に広がったり、掻き壊しから化膿して、リンパ腺が腫れたりします。

副作用が心配な赤ちゃんでも、抗ヒスタミン剤を長期に処方されている場合がありますが、『小児鍼』で簡単に治るのに、本当に残念なことです。



お家ではこんなことに気を付けましょう。


小児への鍼治療の様子その2
皮膚疾患は掻き壊すことで、皮膚の防御癖が傷ついて、ますます皮膚の状態が悪化してしまいます。それでも、アレルギー体質でない時には、掻き壊した患部がかさぶたになって治っていきますから、心配はいりません。

アレルギー体質がある時には、どんどん広がっていく場合があるので、掻き壊さないことが大切です。大人でも、痒いのを我慢するのは大変で すから、乳幼児には軟膏や飲み薬を上手に使って、痒みを止めなければ なりません。しかし、年齢が小さいほど薬の副作用は大きいので、強い薬や長期間は使いたくありません。

漢方の軟膏は、『太乙膏』と『紫雲膏』と『中黄膏』の三種類のみですが、口内炎に も使える安心な軟膏です。これで効き目があれば、しめたものです。 痒み止めとしての効果は、西洋薬には叶わないのですが、使ってみる価値はあります。虫さされ・火傷・おむつかぶれ・あせも等には、よく効きます。

雪の下の搾り汁とベビーパウダーの組み合わせも、よく効きます。軟膏の効果は個人差があって、Aちゃんが効いたからBちゃんも効くという訳ではありません。試し塗りをして、安心して案使える薬を見つけておくと、強い薬をあまり使わないで済みます。

湿疹の勢いが激しく痒みの強い時には、ステロイドを使わなければならない時があります。ステロイドには5段階の強さがありますが、2〜3 日の使用で、完全に炎症を封じ込める強さのものを使うことが重要です。一番いけないのは、ステロイドの副作用を必要以上に怖がって、弱い薬をだらだらと長く使うことです。

ステロイドを止めると、また湿疹が出てきたり、抗ヒスタミンを長く飲まなければならない様な時は『小児鍼』をお薦めします。 そして是非、「自分でお灸」をして下さい。 ステロイドを長く使っていると、難治性の皮膚病になります。乳幼児の皮膚病は余り強い薬を使っていないことが多いので『小児鍼』が良く効きます。

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